うらがきろく

uragakiの記録・メモブログ

IIJmio meeting 第21回目に参加しました。 #iijmio

今回もIIJmio meetingに参加してきました。大阪と東京の両会場で。

#某位置情報ゲームの距離を稼ぐイベントと重なったので、それに合わせました。

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新大阪駅IIJmioの広告。

※各発言は一部まとめて編集しています。
 ニュアンスが変わらないように注意はしておりますが、何かありましたらコメント欄で構いませんのでご連絡をお願いいたします。

※今回、大阪会場と東京会場の両方で撮影した会場内展示品の写真が混在していますが、基本的には内容はどちらの会場も同様です(プライベートLTE基地局のみ、東京会場のみの展示でした)。
※「#」は私のツッコミ、補足です。

資料はIIJ様の公開資料を引用させていただいております。

techlog.iij.ad.jp

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 今回のおみやげはAndroid 9のコードネームがPieなので、不二家ホームパイmini。
本当はIIJmioの名入れをしたかったそうですが、手頃な業者が無かったらしく各自でシールを貼ってセルフサービスで対応してほしいとのこと。

あとはモトローラさんのステッカーとストラップでした。

#東京会場ではステッカーは展示コーナーで貰う形でした。

 

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今回の展示コーナーはフューチャーモデルさんのカードサイズ携帯NichePhone-S 4G。

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AndroidケータイSH-06Gと比べても、ひと回り小さく薄かったです。

通話に特化しており、カメラが付いていないのもあって業務用としても良さそうです。

残念ながら充電はマグネット式端子方式となり、microUSBやUSB Type-Cに対応していないところ。

これは前モデルから変わってないらしい…。

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続いてAI自動翻訳機 ez:commu。

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適当に喋ってみましたが、多少周囲がざわついていたものの認識率は結構良かったです。

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お次はMotorolaさん。

デジカメにしか見えないですが…。

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強力なマグネットで付いているアタッチメント式カメラモジュールです。

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カメラモジュールがついているときは、アタッチメントカメラが起動します。

取り外して別のバッテリーモジュールを取り付けたり、バックパネルを交換したりできます。

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光学10倍ズームなので、ここまで寄って撮れたりします。

Motorolaの端末と拡張バッテリー用パネル、カメラモジュールがあればデジカメ無しでもいいかも。

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OPPOさんのFind X。カメラがスライドして出てくる話題の端末。

通常時はカメラ部分は収納されていますが、

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カメラを起動するとスライドして出てくる仕組みです。

もっとゆっくり出てくるのかと思いましたが、結構早かったです。

ただ、手帳型ケースでないとカメラ部分が保護できないのがネックかも。

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Essential ProductsさんのEssential Phone。

#この記事を書いている2018年11月5日時点でIIJmioでは完売しているようです(再入荷予定はある模様)。

Android 9 Pieを搭載した国内唯一のモデルでした。(Pixel 3発売で唯一ではなくなりました)

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司会進行はいつもどおり、堂前さん。


1.IIJmio Updates 2018/07~2018/09(堂前さん)

(1)IIJmio IoTサービスを開始

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個人向けIoTプランで、データ量が少ないものや、上り通信メインで使うことを想定した内容となっています。
センサーとかは市販品を使う形となりますが、あまり流通していないのが現状。

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しかし「鶏が先か、卵が先か」ということで、通信サービスがないと製品も出回らないだろう!ということでIoTプランをリリースしたとのこと。

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堂前さんはGoogle Homeを車に搭載し、音声操作で運転中に写真撮影できるようにした仕組みを作ったとのこと。

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実際のものが東京会場では懇親会会場で展示されていました。
#大阪会場では懇親会の際にスライドを見ながら説明していました。

 

(2)タイプDのSIMをマルチSIMに変更

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IIJmioタイプDもマルチSIMに変更(タイプAはリリース当初からマルチSIM)。
それに伴い、SIMカードサイズ変更手続きは無くなり、SIMカード再発行のみの対応となりました。
切り取った後の枠、SIM変換アダプタとして利用できそうですが、SIMスロットに引っかかり破損するリスクが非常に高いとのことなので非推奨とのことです。

 

(3)初期契約解除制度への対応

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2つ目のセッションにて詳細な説明あり。

 

(4)取扱い端末の紹介

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moto mods12種セットが一括198,000円。
普通に買うと20万円を超えるそうですが、頑張って20万円以内に抑えたそうなので「ぜひ買ってください!」(堂前さん)とのことでした。

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Essential Phone PH-1の取り扱い。
今年4月に開催されたIIJmio meeting19にて、取り扱ってほしい端末を参加者に聞いたところ、人気が多かったのがEssential Phone。
IIJ永野さんがメーカーと交渉し、日本上陸が決定したとのこと。
#資料では「2018年1月開催のIIJmio meeting」と記載がありますが、「2018年4月」の間違いと思われます。

IIJmio meeting 19大阪/東京両方に参加しました(前編) #iijmio - うらがきろく

てくろぐ: 2017年のスマホの話・MWC2018レポート・IIJフルMVNO徹底解説 (IIJmio meeting 19資料公開)

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コスパ向け端末ではWiko VIEW。こちらは在庫限り。
ZenFone Max M1も価格が2万円前半ですが、待受時間38日間というスタミナモンスター機種。

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フューチャーモデル社のNichePhone-S 4G。
カードサイズの実質通話専用モデル機種(テザリングやSMSには対応)。
東京会場の数日前に行われた某キャリア新機種発表会でも、同じようなカードケータイが発表されましたが、IIJmioでもカードサイズ端末を取り扱い中。

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IIJmioでの取り扱い端末は2018年10月時点で41機種。

 

(5)フルMVNO関係(東京会場のみ)

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プライベートLTEについての説明。
自家用LTE基地局が設置でき、免許不要で使えるものもあるとのこと。
用途としては大規模なスタジアムや病院、工場などでの使用が考えられるとのこと。

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病院やショッピングセンターなどでは今でも構内PHSが主流。
しかし公衆PHSはワイモバイルが2020年にサービス終了を表明しており、もう新機種も発表されていない状態です。
#構内PHSに関してはすぐに置き換えとはならないとは思われますが、最近は病院内でもカルテ等データでのやり取りに切り替わっており、スマホタブレットによる無線LAN通信環境が整いつつあります。

LTEの規格の1つである「sXGP」がプライベートLTEとして、次世代コードレス内線の規格になりつつあるとのことです。

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ここまでの話だとフルMVNOとは関係なさそうですが、プライベートLTEIIJのフルMVNOと連携させると、プライベートLTE基地局内ではIIJフルMVNO経由での通信となり、プライベートLTEエリア外ではドコモ網での通信が行えます。
普通のスマートフォンでもこの仕組みが使えるため、エリアを気にすることなく利用することができます。
#構内PHSの場合は、外に持ち出して使う場合はPHS端末に対し070番号をワイモバイルに書き込んで貰う必要があります。ただし、ワイモバイルが新規受付を終了させたため、現在は070番号の書き込みはできなくなっています。

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IIJとしてはプライベートLTEとの連携を研究中。
IIJのフルMVNOネットワークとは接続していないものの、デモ展示もされていました。

#冒頭の堂前さんの写真右側に写っているのが、デモ用アンテナ。

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2.MVNO用語集(MVNO・通信規格) (堂前さん)

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MVNO関係、略称が多いので今回振り返ってみようという初心者向けセッション。

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そもそもMVNOという表記自体が略称(Mobile Virtual Network Operator)であり、日本語訳だと「仮想移動体通信事業者」という表現になります。

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MNO = モバイルネットワークを運用している会社。

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基地局から専用のネットワークに入り、各交換機を経由して音声通話やデータ通信を提供しています。

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MNOとMVNOの違いは「Virtual」がつくところ。
Virtualは「仮想的」と翻訳されるものの、あんまりしっくりこない。

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堂前さんの考える「仮想的」の翻訳。
「あたかも○○のようにふるまう」がしっくりくるのではないか?とのこと。
#VTuberをオチに持ってくるのがうまいなと思いました。

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MVNOはあたかもモバイルネットワークを運用しているようにふるまう会社。

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MVNOの場合は、データ通信用交換機に関しては自社設備となることがほとんど。
他の音声通信用交換機やSIM、基地局はすべてMNOの設備になります。

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IIJのフルMVNOの場合は、データ通信交換機に加えて加入者管理設備とSIM発行を行っています。

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MVNOとはいえ、全く自社設備を持たないケースもあります。
販売代理店との違いは、MVNOは通信役務を提供しているため、
通信障害等のトラブルがあった場合は総務省への報告義務が発生します。
(MNOの障害による場合も、MVNOが通信役務の責任を負っているので報告義務はMVNOにある)

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一次MVNOと二次MVNOの違い。
一次MVNOはMNOと直接契約し回線提供を受けますが、二次MVNOの場合は一次MVNOから回線提供を受けてサービスを行うため、MNOとは直接契約がありません。
しかし、通信役務自体は二次MVNOが行っているので、事故の報告義務は二次MVNOにも発生します。

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MVNE…イネーブラー = 他の誰かを助ける会社・団体、つまり二次MVNOを支援する立場にあります。
この場合は基本的に一次MVNOがMVNEとなります。

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定義としてのMVNEは、実はもうちょっと幅広くやっていることが多いとのこと。

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キャリアという呼び方。
キャリアと呼ぶ場合は大抵はMNOを指すと思って間違いないですが、業界的には固定回線通信事業者のこともキャリアと呼ばれます。
#混在して表記する場合、個人的には「固定回線キャリア」、「携帯電話キャリア」と区別するようにしています。
#「携帯電話キャリアが同一でなくても利用可能」みたいなサービスがあるので。

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通信方式に関する単語。
3Gや4Gは通信方式の世代、LTEは通信方式を指すのでちょっとだけ違う流れになっています。

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なんとかマスターなんとかジェネレーションのジェネレーション。
世代のことを指します。

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#自分はmova N503iが初携帯電話だったので、ギリギリ2Gからの世代になります。

#パケット定額制とか、そういうサービスはなかったですよね…。

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2GとしてはNTTドコモmova(規格名としてはPDC)やaucdmaOne、世界的にはGSMと規格が全く統一化されていなかった時代。

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3GではIMT-2000として世界共通の通信規格を目指したものの、様々な事情でW-CDMAとCDMA2000の2つの規格に分裂。
#3GPP3GPP2という2つの団体名称からも何となく分かりますね…。

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LTEは3Gの次世代通信規格として、通信規格がやっと共通化されましたが、LTEと4Gはちょっとだけ違います。

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3GPP Release8~9がLTE、Release10からが4G。
すごくややこしいですが、現状はLTE-Aの名称ながら実質4G世代になります。

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LTEでの変化。
LTEでは基本的にデータ通信(パケット通信)のみ提供。
LTEで電話を行う場合は、VoLTEを使って通話を行います。
#ドコモとソフトバンクは3Gに切替を行い通話・通信させる方法もありますが、auはCDMA2000非対応のVoLTE対応端末が現在主流です。
#3Gのみ対応エリアでは、auのVoLTE対応端末では通話どころかデータ通信も使えません。
#auのエリア的には、ほとんどLTEエリアとなっており、使えない箇所はかなり少なくなっています。

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5Gの話。
IMT-2020として、2020年頃から利用開始を想定して、規格の標準化が進められていました。
#日本のオリンピックに合わせる形ではなく、たまたま2020年目標だったという形。
日本では2019年からドコモがサービス開始予定となっています。

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5Gでは高速、低遅延、高密度の3つを目指しています。

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高画質な映像、動画に対応できる高速性。
IoTによるリアルタイム制御に関する低遅延。
家電製品などにセンサーを搭載し、通信デバイスが増える高密度。

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5Gへの流れの前に、ここまでの流れのおさらい。
最初は3Gのみのネットワークだけだったところに、LTE用のネットワークが追加。

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LTE普及が達成できたら3Gの設備は廃止、撤去されてLTEネットワークのみに。
#auはこれに向けて、3G非対応VoLTE端末のみ取り扱っているものの、正式な3G終了目処は現時点では未発表。
#ドコモ、ソフトバンクは3G対応VoLTE端末の販売を継続しているので、しばらくはこの形にはならなそう。

#と書いていたところ、ドコモは2020年代中頃には3G停波の見込みと発表がありました。

#書くのが遅いとこうなる…。

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LTEから5G移行の場合。
基地局の無線アンテナは5G対応のものとなりますが、コアネットワーク自体はLTEのものを使用します。
初期導入時はフルスペック5Gになりません。これは3キャリアとも同じとのこと。

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その後、5Gのコアネットワークを形成し、LTEのネットワークを互換性維持のため、に接続します。

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最終的にはLTEのネットワークが撤去されてフルスペック5Gに移行完了します。
とはいえ、しばらくは互換性の関係で3G、LTEの無線アンテナ自体も残る形になる見込みとのことです。

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導入時点ではNSA構成となり、5Gフルスペックでは提供されません。
キャリア側も5Gフルスペック導入時期は検討中とのこと。
2020年から一気に変わる訳ではないようです。

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5GでもMVNOサービスは使えるの?という質問に対しては「わかりません!」
投げやりなわけではなく、全く情報が入ってきていないようです。

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キャリア側も5Gコアネットワークとの接続が決定していないので、それどころではなさそう。
とはいえ、5GでもMVNO向けに設備開放義務はあると思われるため、MVNOでも5Gを提供できるとは考えられるとのことです。
しかし、世界的にもまだ方向性が見えていない状態で、IIJ佐々木さんも海外出張の際によく聞かれたりするそうですが、世界のどこの事業者も手探り状態のようです。

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IIJとしては5Gを勉強中。
キャリアに要望・リクエストができるよう、関係省庁と議論ができるよう、いろいろと知識を蓄えているとのこと。

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まとめ。
通信用語だけでなく、5Gに向けた話も絡めたトークセッションでした。

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3.MVNOと初期契約解除制度について(辻さん)

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いつもは端末展示コーナーを担当している辻さん、今回初登壇となりました。
大阪会場「(佐々木さんから)俺、大阪行けないからよろしく言われましたが、会場着いたらおるやんけと(笑)見事に騙されました(笑)」
東京会場「社内にいる時、佐々木さんがニコニコしながら近づいてきて、よろしく頼むわ言われて引き受けましたけど、この大人数を前に大変ですよね(笑)」

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属性は商人、IIJの中で商人は珍しい方で、IIJは佐々木さんを筆頭に職人が多いとのこと。
以前はドッチーモとか、2Gの光るアンテナとか売っていたそうです。
IIJmioとしては端末調達等を担当しているそうです。

そして商人らしい一言。
「modsセットお買い得ですからね、ぜひ買ってください!あれ全部個別で買うと23万くらいになりますからね。会社に持っていったら注目の的ですよ!」
#確かにIIJmio meetingの登壇者の中では珍しい商人タイプの方でした。

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本編。
電気通信事業法の消費者保護ルールに関するガイドラインが2018年9月30日に改定。
辻さん「初期契約解除制度利用者の件数出ました!って言ってもそれ、あかんやんと(笑)」
#辻さん曰く、どう切り込むか迷ったそうですが、伝えたいことは消費者保護がルール化されたという点。

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このガイドライン、全98ページで構成されていますが、読破するのに2週間かかったとのこと。
辻さん「帰りの電車の中で読んでいたのですが、電車の揺れと難しい単語の羅列で5分もせずに眠れますよ(笑)寝付きの悪い方おすすめですよ(笑)」

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ガイドライン改訂の背景として、MVNOサービスに関する苦情件数は減ってはいるものの、音声通話付きサービスに関する苦情は増加しているとのこと。
5月頃に各MVNO事業者に対し「音声通話サービスも初期契約解除制度の対象とする」旨が交付されました。

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初期契約解除制度とクーリングオフは似ているようで違い、通信サービスはクーリングオフの対象外。
しかし、クーリングオフに似たような制度が初期契約解除制度に当てはまります。
#通信サービスに関しては意思を持ってWEB申込や店頭申込を行っているので、クーリングオフの内容とはちょっと異なるとのこと。

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初期契約解除制度と確認措置制度の違い。
通信事業者の同意の有無および、総務大臣の認定という点が異なります。

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3キャリアは確認措置による対応を取っています。
IIJmioを含め、MVNO各社は初期契約解除制度による対応になります。

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具体的に改定された内容は、MVNOの音声通話付きサービスが追加されたということ。
それ以前からも、期間縛りがあるデータ通信サービスに関しては対象になっていました。
初期契約解除制度の対象外となるのはプリペイドサービス、期間縛りがないデータ通信サービス、オプションサービス。
ただし、電話番号に紐づくオプションサービスだけ残るのもおかしい話なので、一緒に契約解除できるようにしているとのこと。

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IIJmioのSIMサービスとしては音声通話付きサービス場合が対象。
データ通信SIMやSMS対応データ通信SIMは対象外。
IIJmio IoTサービスのいちねんプランに関しては期間縛りが発生するため、初期契約解除制度の対象となっています。
上り高速プランは期間縛りがないため対象外。

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IIJmioのWEB申し込みページには、初期契約解除制度の事項が追加されているとのこと。
ただ、これだけだとちょっと分かりにくいので更に細かく説明がありました。

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データ通信専用SIMおよびSMS対応データ通信SIMは対象外ですが、途中から音声通話付きSIMに変更した場合は、音声通話付きSIMを利用開始した日から8日間は初期契約解除が可能。
音声通話付きSIMを追加した場合も同様で、追加したSIMを利用開始した日から8日間は初期契約解除が可能とのこと。

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IIJmioで初期契約解除制度を利用する際の注意点。
他社からMNP転入によりIIJmio音声通話付きSIMを契約後、初期契約解除を適用して再度MNP転出することも可能です(そのまま解約する選択も可能)。
しかし、IIJmioを新規契約して初期契約解除を適用した場合は解約しかできない制約があります。
MNPの弾として使われるのを防ぐためおよび、不正利用防止の処置とのこと。
また、初期契約解除を利用して元の事業者に戻ったとしても、契約年数やポイント、メールアドレスは救済対象外となります。
MNP転出後にMNP転入する形となるため、電話番号だけが残ります。

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初期契約解除制度を利用してMNP転出する場合、MNP有効期限内に転出を完了させる必要があります。
転出が完了しなかった場合は、IIJmioとしては初期契約解除制度を取り消したとみなし、契約継続となります。
これは各MVNO事業者によって考え方が違うようですが、仮に解約としてしまうと電話番号を手放す形となり復旧が非常に困難になるため、IIJとしては契約継続の形を取っているとのことです。

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初期契約解除の例。
電話番号および、電話番号に紐づくオプションサービスが自動的に契約解除になります。

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ファミリーシェアプランを組んでいる場合は、初期契約解除の対象になった番号のみ契約解除。
他の電話番号や端末、mioひかりに関しては契約は継続となります。
#契約状況によって対応が異なるため、IIJサポートセンターに確認するのが確実です。

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IIJmioの初期契約解除制度を利用した場合の各種費用について。
通常は音声通話付きプランを12ヶ月以内に解約すると、音声通話機能解除調停金が契約月数に基づいて発生しますが、初期契約解除制度を適用した場合は調停金は発生しません。
月額料金は解約月の月末までの料金が発生します。

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月を跨いでしまった場合は転出完了月の月額料金が満額請求となるので、ご注意とのことでした。

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IIJmioで初期契約解除制度を申し込む場合は、書面もしくはWebサイトからの申込みとなります。
書面の場合はサポートセンターに確認できるので、そちらもご利用くださいとのことでした。

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まとめ。
辻さん「この説明を聞いたからといって、1回初期契約解除をやってみよう!とならないようにお願いしますね(笑)。今後も真摯に向き合って努めていきますので、何卒末永くよろしくお願いいたします」

#真面目な話の中にも人を引きつける笑いあり、なセッションでした。
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4.SIMカードの調達プロセスと管理~そしてeSIMへ(木野さん)

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SIMカードの調達および、今後増えていくeSIMについての木野さんのセッション。

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フルMVNOになったことで、SIMを自分たちで調達・管理する必要があり、やることも増えたとのこと。
まずはライトMVNO SIMの場合。
ライトMVNOのSIMはキャリアが発行したものであるので、ライトMVNO側が管理することはほとんどありません。
SIMの製造物責任はキャリア側が責任を負う形となります。

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ライトMVNO SIMの調達の流れ。
基本的にはキャリアにSIMを発注し、白SIMとして納品されます。

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SIM焼き職人によって白しむしがプロビジョニングされ、黒しむし(半黒?)になって発送されます。
ライトMVNOはHLR/HSSを持たないため、プロビジョニング先はキャリアとなります。
#MVNO側が持つのは契約管理情報などの設備です。

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フルMVNOになると、自社で発行・管理を行う必要があります。
SIMベンダとのやり取り、SIMの設計、動作検証や自社HLR/HSSへのプロビジョニング等が増えます。

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SIMカードの発注に関しては需要やサービス展開予定、新機種発表を踏まえて半年先を見据えて発注数を決めているとのこと。
フルMVNOサービス開始から約半年ながら、当初の想定よりも生産予定枚数を上回っている状態。

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SIM生産に必要なデータと、生産の流れ。
アンテナピクト表記情報もインプットファイルに設定しているとのこと。
IMSIなどのセキュアデータもやり取りするため、厳重なルートでやり取りしているそうです。

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SIMカード生産ベンダーから納入されたSIMはがっちり梱包された状態で納品され、納入されたSIMカードは1枚ずつ外見チェックと読み取りチェックをIIJにて実施。

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ベンダーとIIJで2回チェックを実施しているとのこと。
不良品に関しては、初期に片手で数えるほどのごく少数でしたが、不良品見本としてベンダーと共有し、品質向上に努めているそうです。

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SIM発送に関してはライトMVNO SIMとほぼ同じ、プロビジョニングする処理先がIIJ側システムになる点のみ異なるとのこと。

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eSIMについて。
IIJが検証中なものはGSMA準拠のRSP Phase2のもの。
ユーザー側が使う場合はQRコードタイプになる見込み、ただアクティベーションコードを直接入力してダウンロードすることも可能とのこと。

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アーキテクチャの流れ。
今回はざっとした流れだけで、こういう形で動いているということを把握してもらえればOKとのことでした。

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SM-DP+を自前で運用しようとすると、GSMAの監査を受けて合格する必要があり、かなりハードルが高くなってしまうとのこと。
監査を受けなくても運用はできるが、プロファイルのダウンロード等に制約が発生するため、SIMベンダー側からSaaS(Software as a Service、ソフトウェアアプリケーションをネットワーク経由で提供される仕組み)で検証環境の提供を受ける形に。
国内大手3キャリアも同様に、SaaSでの運用になっていると思われるとのこと。

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eSIMの場合でも、プロファイルはカードタイプのSIMと同じような管理が行われているものの、eSIMにはICCIDがなく、EIDというものが同様な働きをし、実際利用する際にはEIDにアクティベーションされ、どのプロファイルを使用するか選択できるようになるとのこと。

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eSIMのプロファイル調達から提供までの流れ。
プロビジョニング準備段階までは、既存のSIMとほぼ同様になるとのこと。

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違ってくるのはこの先。
SM-DP+からプロファイルを生成し、ICCIDをMNO/MVNO側に通知、ICCIDをプロビジョニング対象のIMSIと紐づけてプロビジョニングを実施。

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プロビジョニングが完了したらSM-DP+に準備完了を通知し、マッチングIDが生成され、アクティベーションコードを返送。
MNO/MVNOは返送されたマッチングIDとアクティベーションコードをQRコード化し、ユーザーに通知します。

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あとはユーザー側でプロファイルダウンロード処理となり、利用開始となります。

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ライトMVNO SIM、フルMVNO SIM、eSIMの比較。
フルMVNO SIMはライトMVNO SIMに比べると実施する内容が多くなり、eSIMは物理的な部分がないため若干実施項目は減るものの、システム開発が必要なため管理する箇所がいろいろあるとのこと。

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まとめ。
ライトMVNO SIMに比べるとフルMVNO SIMではやる内容が増えたものの、出来ることも多くなり、特にeSIMを扱えるようになったのが一番大きいとのこと。
eSIM関連の話題も増えており、注目も高まってきている状況。
技術検証やサービス提供方法など検討課題はまだ多々あるため、サービス提供に向けてより頑張っていきたいとのことでした。

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5.フリートーク

Twitterからの質問】
Q.iPhone SEのような小型スマホの扱いは難しいですか。
A.端末担当者にも色々相談はしていますが、現状はなかなか無いようです。AQUOS R compactあたりが同じくらいのサイズなので狙い目かと思います。(堂前さん)

Q.(複数端末で同一番号を利用できる)ワンナンバーフォンみたいなものが欲しいです。
A.仕組みとして電話交換機側で処理を行っていると思われるので、電話交換機設備を所有していない状況では提供は難しいかと思います。(堂前さん)

Q.IIJmioサプライサービスで提供する機種の、エリアメール対応状況を調査してほしいです。
A.調査には1機種30分~1時間ほどかかり、そこまで手が回らない状態で申し訳ありません。(堂前さん)

Q.フルMVNO化で海外ローミング周りの状況は変わるのでしょうか。
A.フルMVNO化によって海外ローミング提供をしやすい環境にはなりましたが、実際は海外事業者と契約を結ぶ必要があり、色々と検討している段階です。(佐々木さん)

Q.プライベートLTEでも音声通話は可能ですか?(IIJmioのフルMVNOとの組み合わせでも可能ですか?)
A.プライベートLTEエリア内でも音声通話は可能ですが、現状のIIJmioフルMVNOと組み合わせでは音声通話を提供してないこともあり現時点では難しく、今後の課題だと思っています。(堂前さん)

Q.今のスマートフォンでもGSMは利用できるんですか?
A.だいたいのスマホGSMにも対応しているので、海外のエリアによってはGSM通信になります。国内では横須賀のとある場所の限られた場所では使えるそうですが、基本的には国内ではGSMはサービス提供はされていません。(堂前さん)
#某横須賀研究所内にGSMアンテナはあるらしいが、電波を今も吹いているのかは不明。

Q.ATNDからcompassに今回から参加登録を変更した理由は?
A.メッセージの配信システムの都合上、変えることになりました。
 前回の大阪会場の際、天候の関係で開催できるか微妙なため参加者さんにメッセージを送ったのですが、届いていなかったケースがありこれはまずいということで変えました。
 また、受付をスムーズにするという課題があり、compassだと受講票の提示で対応できるので、次回以降もご協力いただけるとありがたいです。(堂前さん)

Q.IoT機器が増えてくると、IPv6でもIPアドレスが枯渇しませんか?
A.可能性が全く無いとは言い切れませんが、今のところは使い切れないくらいのIPアドレスを実現しているのがIPv6なので、大丈夫かと思います。(堂前さん)

Q.eSIMにも電話帳50件保存できるのでしょうか。
A.eSIMの中身の構成自体はSIMカードと変わりがなく、電話帳領域もきちんと用意されています。ただし、OSベンダーさんの実装の考え方次第かと思います。(木野さん)


Q.5Gが普及すると、FTTHの置き換えも可能になりますか。
A.5Gの考えの中にもこのような考え(ラストワンマイル)があります。家の近くまで光ファイバーを引っ張ってきて5Gの基地局を設置し、そこから家庭に向けて5Gの電波で通信を行うというものも考えられています。
 ただ、これをやろうとすると光ファイバーの配線が必須ですし、基地局にどれだけ収容が見込めるか、といったモバイル網とは別の考え方が必要となるので、モバイル向け5Gと混在して使うというのはちょっと難しいかと思います。(堂前さん)

Q.速度低下が最近著しい状況です、どうにかなりませんか。
A.速度に関してはご迷惑をおかけし申し訳なく思っております。速度増強に関しては年間予算の中で行っておりますので、当初計画通りに増強は行っているのですが、それが足りていない状態です。
 投資計画の積み増しに関しては社内でも上層部にお願いし、日々努力はしているところですが、設備投資を怠っている訳ではないので、そこはご理解いただきたいと思います。(佐々木さん)

Q.フルMVNOのSIMのカード側にもIIJロゴを入れられませんか。SIMがあって見分けがつかなくなっています。
A.デザインを入れることを検討もしましたが、品質の問題もあって断念しました。ICCIDで判断していただくのが一番かと思います。(木野さん)

Q.フルMVNOとして発行したSIMとしては、Japan Travel SIM、法人向けSIM、IoT向けSIMのうち、どれが一番発行枚数が多いかというデータはありますか?
A.Japan Travel SIMが一番多いかと思います。(堂前さん)


Q.資料を社内教育で使用したいのですが、どのように手続きを行えればいいですか。
A.出展を明記の上、使っていただく分には構いませんが、改変等をする場合はご連絡いただきたいと思います。(堂前さん)

Q.フルMVNOSIMカードはどこで作っていますか?
A.製造場所は非公開です、お察しください。(堂前さん)

【会場からの質問(大阪、東京両会場の質問を含みます)】
Q.つながる端末保証について、途中から契約できないようになっていますが将来的には途中から契約可能になりますか。
A.たくさんご要望はいただいており、色々と検討はさせていただいております。(辻さん)

Q.端末の価格も上がってきていますが、つながる端末保証についての価格も将来的に上がる可能性はありますか。
A.商人ですので釣り合わない価格になってきたら改定をお願いするかもしれませんが、現状は上げる予定はありません。頑張らせていただきます。(辻さん)

Q.今年は災害が多かった年ですが、IIJmioの災害対策について教えてほしいです。
A.今年は台風や地震といった被害があり、IIJとしては災害救助法が認定された地域の方に、バンドルクーポンを2GB提供させていただきました。
 IIJとして通信サービスをどう継続していくかという点についてですが、設備に関しては頑丈な建物で自家発電設備を備えた環境にて運用を行っています。
 ネットワークに関しては、関東と関西で設備を分散運用しており、仮に片方の通信サービスが災害でダウンしたとしてももう片方で通信サービスを継続できるような体制をとっています。
 縮退運用になる可能性はあるものの、完全停止は避けられるようにしています。
 エンジニアも東京と大阪の両方に配置しており、どちらでも対応できるような体制をとっています。(堂前さん)

Q.データ通信SIMを音声サービス付きに切り替えると、SIMカードの交換が必要ですが、交換なしに継続利用することはできないのでしょうか。
A.キャリア側でデータ通信用番号と音声通話用番号をある程度分けて管理されています。データ通信用SIMとして発行した場合、キャリア側のシステムの都合上、音声通話用SIMとして利用継続ができず、SIMカードの交換が発生するようになっています。(堂前さん)

Q.IoTサービスで上り高速プランがありますが、こちらの帯域は大丈夫なんでしょうか。
A.上りの帯域については比較的空いており、上りのみ速度がほしいサービス(動画配信や遠隔カメラ監視等)向けとして提供させていただいております。
 回線の利用効率を良くして設備増強に繋げていけるよう、新しいビジネスモデルとしてご提供していきたいと考えております。(堂前さん)

Q.格安SIMに対して速度制限をしてはならない、という新聞記事がありましたがどうお考えですか。
A.MVNOに対して速度制限をしてはならないではなく、大規模イベントなど混雑する場所で無線~ネットワーク間において自社ユーザーのみパケット通信を優先させ、MVNOユーザーのパケットは破棄するような差別はしてはならない、ということが総務省さんとしての話です。
 新聞報道の見出しとしてはミスリードだと考えています。(佐々木さん)

Q.UQ mobileY!mobileなど、速度面で優遇されていると思いますが、何かコメントありますか。
A.どちらもビジネスの規模が非常に大きいので、実店舗もユーザーも多く抱えています。MVNO側がひっくり返すには相当リスクを取らないといけないと思います。だからといって、MVNOの存在価値がない訳でなく、独自のビジネスを展開していけばきちんと勝負できるかと思います。
 品質問題に関してはご迷惑をおかけしていてあまり大きな声で言える状況ではないのですが、なるべく早く解決して、両社とは異なるビジネスで皆様にサービスを提供できるようにしていきたいというスタンスは持っています。(佐々木さん)

Q.海外から来られる方が国内プリペイドSIMを使う場合、iOS端末だとプロファイルダウンロードが必要だと思いますが、ダウンロードに使う通信手段がその時点ではないのですが、どのように対応されているのでしょうか。
A.販売店であればフリーWi-Fiを提供している場合があるので、そちらを使っていただいてダウンロードしているものと思われます。
 また、Japan Travel SIMのフルMVNO版であればAPN入力も可能となっています。(堂前さん)

Q.マルチSIMでないSIMは、もう手に入ることはないのでしょうか。
A.一斉に切り替えた訳ではなく徐々に切り替えています。在庫次第だと思うので、運が良ければ巡り会えるかもしれません。(辻さん)

Q.modsセットを全部入れて運べるケースみたいなのがほしいです。
A.30万円セットになるかもしれませんが(笑)検討させていただきます。(辻さん)

Q.ソフトバンク回線を利用したMVNOの方が、速度が出やすいとかそういう傾向はあるのでしょうか。
A.日本国内の3キャリアとも、回線自体は大きな違いはないかと思います。MVNOサービス提供直後は設備や回線の余裕があり、速度が出る傾向はあるかと思います。(堂前さん)

Q.Pixelの取り扱いは。
A.個人的にも扱いたいとは考えていますが、いつ扱えるかというのは現状未定です。(辻さん)

Q.eSIMのプロファイルダウンロードは、ネットワーク環境なしでも行なえますか。
A.eSIMのプロファイル自体はネットワーク環境がないとダウンロードできません。DSDS端末であれば片方のネットワークを使うことも可能ですし、Wi-Fi環境でダウンロードするということも可能です。
 QRコードを読み込む方式でも、接続先情報はネットワーク経由で通信する必要がありますので、完全オフライン環境では利用できないです。(木野さん)

Q.ICCID側にもデザインを入れるのは難しいですか。
A.最初の設計段階でも検討はしたのですが、ICCIDだけでも結構ギリギリなので難しいです。(木野さん)

Q.SIMカードの色を変えることも可能ですか。
A.色自体は変えることは可能ですし、ICCID部分以外を別色にすることも可能で、社内で色々とパターンを検討はしたのですが、コスト面等にも関わってくるので現状はシンプルなデザインとなっています。(木野さん)

Q.プラスメッセージの提供はまだ検討段階でしょうか。
A.キャリアさんから情報がないため、いつ提供できるかという事も含めて未定です。(佐々木さん)

Q.IIJmioテザリングだとWindows Updateは問題なく、IIJmioひかりだとWindows Updateに失敗することがあるのですが、IPv6の払い出し等でなにか違いがあるのでしょうか。
A.IPアドレス管理範囲の違いはありますが、基本的には同一のものと考えていただいて構いません。Windows Updateが失敗するというのはちょっと思いつかず、IPv6でも問題なく通信できますので、おそらくネットワーク機器か経路上で何かしらの問題が発生している可能性はあるかもしれませんが、現状ではちょっと特定は難しいです。(堂前さん)

Q.LaLa Callを利用していますが、IIJmioの請求と一緒にまとめることはできませんか。
A.我が友でありライバルでもあるmineoさんが提供するサービスということもあり、ご紹介している立場ではあるのですが、請求をまとめるというのはちょっと難しいです。(堂前さん)

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次回は大阪会場2019年1月26日(土)、東京会場2019年2月2日(土)予定。
時期的には忙しい頃ですが、日程調整して参加したいと思います。