うらがきろく

uragakiの記録・メモブログ

IIJmio meeting 第25回目に参加しました #iijmio

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10月に開催されたIIJmio meeting第25回のレポートです。
公開時期が遅くなったため、展示関係は省略させていただきます。

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今回のお土産は、IIJmioのロゴ入りスマホ用タッチペン、ASUSさんの禅太郎つきペン、OPPOさんのReno Aクリアファイル、ソニーモバイルさんのXperiaロゴクリアファイルとピンバッジでした。

※各発言は一部まとめて編集しています。
 ニュアンスが変わらないように注意はしておりますが、何かありましたらコメント欄で構いませんのでご連絡をお願いいたします。
※「#」は私のツッコミ、補足です。

資料はIIJ様の公開資料を引用させていただいております。

techlog.iij.ad.jp

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f:id:uragaki:20191214031329j:plain総合司会はいつも通り、堂前さん。

1.IIJmio Updates 2019/07~2019/10(IIJ堂前さん)

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台風や大雨といった被害が多かった3ヶ月でした。
IIJとしては災害救助法適用地域に支援策を実施。
IIJmioとしてはクーポン2GB付与、IIJmio光としては利用料の減免策。
災害救助法は徐々に追加されることもあり、追加された場合はそれに伴って支援策対象地域を追加していくとのこと。

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iPhone 11、11 Pro、11 Pro MaxはIIJmioでも利用可能。
ただしiPhone 11系および、iOS13で発生している通信が急に使えなくなる現象に関してはIIJでは再現もできておらず、情報がないとのこと。
MVNOだけでなくキャリアのSIMでも発生していることから、iPhoneiOSの問題と思われるものの、iOSアップデートが例年よりも非常に多く、調査が追いついていない状況とのこと。

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PINコードロックの件。
10月5日のテレビ番組で「不正利用を防ぐためにPINコードを設定しよう」といった特集があったらしく、翌日IIJmioサポートセンターに「スマホが利用できなくなった」という問い合わせが増えたとのこと。

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この不正利用を推測すると、スマホ本体の不正利用ではなくSIMカードを差し替えて不正利用されることにより、利用料金が高額になるというケース。

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SIMカード差し替えによる不正利用を防ぐために、SIMカードに対してPINコードを設定し、PINコードを入力しないとSIMカードが使えなくなるようにできます。

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ただし、ちょっと待て。落ち着くんだ。
#バリーくんのLINEスタンプの宣伝 

eng-blog.iij.ad.jp

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このPINコード、3回間違えるとPINロックがかかりSIMが使えなくなります。
PINロックが掛かると、端末再起動や正しいPINコードを入力してもSIMを利用することが出来ず、解除するにはPUKコードが必要となります。
PUKコードはタイプDはサポートセンターに問い合わせ、タイプAはSIM台紙に記載あり。
このPUKコード入力、10回間違えるとSIMカード自体が無効となり、今後一切利用できなくなります。そのため、SIMの再発行が必要となります。

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PINの初期設定画面。
ここに入力するのは「初期に設定されているPINコード」で、「これから設定するPINコード」では無い点に注意。
#いわゆるデフォルトパスワードを入力する必要があるのですが、画面上は特にそのような説明がないので間違いやすい…。

100万円通話料で請求されたとテレビ番組では紹介されたようですが、ドコモの場合はアフリカの国に通話を行うと30秒180円(1分で360円)の通話料がかかります。

www.nttdocomo.co.jp

約2777分(≒約46時間)通話すると100万円となりますが…。
#紛失後に約2日も放置している話になりますが、それってどうなの…?

堂前さん曰く「約46時間も通話可能状態にしているとは考えにくく、請求金額自体を番組が盛っているのかなと思うんですね」。

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PINコードはたしかに不正利用対策にはなりますが、間違えるとSIM自体が使えなくなるので注意が必要。
また、端末を再起動するとそのたびにPINコードを要求される上に、正しいPINコードを入力してから3回連続で間違えるとPINロックがかかる(間違えた途中で再起動してもカウントが継続されリセットされない)ので、気をつける必要があります。

万が一、端末を紛失した場合は、IIJの場合は会員ページから回線一時中断ができるため、そちらから不正利用を防ぐことが可能です。

f:id:uragaki:20191214030423j:plain似たような単語で「SIMロック」「PINによるSIMのロック」「PINロック」があるので、問い合わせする場合はどれに該当するか説明できるようにしておきましょう。
#その前にPINコードでのロックは余りおすすめしないですね…。

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2.IIJmio IoT × Machinist Updates(IIJ堂前さん)

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IIJmio IoT通信サービスとMachnistグラフ化サービスを使って、IoTを作ってみよう!というコーナーがあったのがIIJmio meeting第22回。

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IoTではマイコンボードを使いますが、SIMが挿さるものがほとんどなく、Wi-Fi経由での通信がほとんどでした。

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ソニーセミコンダクタソリューションズ(株)がSpresense対応LTE-M通信可能なSIMが挿さるマイコンボードを発売決定。

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LTE-Mは乾電池でも数ヶ月くらい稼働可能な、低消費電力な通信規格。

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ボード単体でLTE-M通信が可能なので、Wi-Fiルータを用意する必要がありません。

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SpresenseとMachinistを組み合わせてデータ取得可能。

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LTE拡張ボードは12月に販売開始予定。

f:id:uragaki:20191214031004j:plain東京会場では、展示コーナーで拡張ボードの貸し出しを実施。
拡張ボードだけでは何も出来ないので、関連する部品を(株)スイッチサイエンスのご協力で即売会を実施。
#堂前さんがかなりプッシュしていました。

f:id:uragaki:20191214031021j:plainMachinistは有償プランの追加と、監視機能の拡充を行ったとのこと。

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3.スマホメーカーから直接聞く!3社のカメラ特徴をご紹介!(ASUSOPPOソニーモバイルコミュニケーションズ

(1)ASUS ZenFone 6

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あいうえお順で、トップバッターはASUS 内藤さん。

ZenFone 6の紹介。

www.youtube.com

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スペックはかなりのハイスペック、妥協点なし。

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「より良いカメラ体験実現のために、何ができるか」を考えた結果、180度回転するフリップカメラを搭載。

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標準レンズと広角レンズを搭載しているので、使い分けることによって雰囲気の違った写真が撮れます。

f:id:uragaki:20191214031756j:plainアウトカメラがインカメラとしても使用できるので、圧倒的な画質で自撮り可能。

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フリップカメラの動く範囲は手動設定が可能なため、好きな位置で固定して撮影することも可能。音量ボタンで調整が可能。

f:id:uragaki:20191214031905j:plain作例として子供を撮影するとき。
普通のスマホでは大人の目線でしか撮ることが出来なかったのですが、ZenFone 6ではしゃがむことなく子供の目線に合わせた撮影が可能です。

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f:id:uragaki:20191214032009j:plainそしてオートパノラマ撮影。
普通のスマホでは自分が動いてカメラを回さないとパノラマになりませんでした。
そのため、うまくパノラマ化するのは難しかったのですが、ZenFone 6ではカメラが動いてくれるため、自分はカメラを固定したままできれいなパノラマ撮影が出来ます。

f:id:uragaki:20191214032051j:plain気になるのはフリップカメラの耐久性。
こちらはリキッドメタルという素材を使い、強度と耐摩耗性を確保。

f:id:uragaki:20191214032128j:plain落としたときにもフリップカメラが自動収納されるように設定されています。

f:id:uragaki:20191214032208j:plain開閉テストも実施し、通常使いでは問題なし。

f:id:uragaki:20191214032226j:plainそしてグッドデザイン賞受賞。

ASUS 内藤さんのZenFone 6のカメラ推しポイントは、
・フリップカメラ
・フリーアングル撮影
・オートパノラマ撮影
とのことでした。

 

(2)OPPO Reno A

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OPPO 中川さん。

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OPPO Reno Aの紹介。
キャッチコピーは「いろいろと余裕のスマホ。」
大容量ストレージ、Felica対応、防水対応。
そしてインカメラが2500万画素と高画質。

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海外メーカーの場合、海外モデルを日本語にローカライズして販売するケースが多いですが、このReno Aは日本向けオリジナルモデルとのこと。

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OPPOは拠点ごとに機能開発を行っているそうですが、カメラ機能の開発に関しては日本の研究所で行っているとのことです。

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インカメラは2500万画素、ソニー製センサーを使用。
「この後ソニーさんが発表されますが、いつも良いセンサーのご提供ありがとうございます」(OPPO 中川さん)
800万パターンのAIビューティー機能を搭載し、綺麗に自撮りが撮れるとのことです。

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自撮りをする場合、シャッターを押すのが慣れないと難しいのですが、Reno Aでは手のひらを認識してシャッターを押せる機能があるとのことです。

f:id:uragaki:20191217213807j:plainAIビューティー機能は、スマホに任せて自動で透明感のある自撮りが可能。
手動で補正を調整することも可能で、自分好みの補正が行なえます。

f:id:uragaki:20191217230705j:plainステッカーも標準搭載。

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アウトカメラもメインカメラはソニー製センサー。
「こちらも良いセンサーのご提供ありがとうございます」(OPPO 中川さん)

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ポートレートモードを搭載しており、背景をぼかした写真がきれいに撮れます。

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ポートレートモードとフィルターの併用も可能で、その場の気分で写真を撮ることが可能です。

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写真を後から編集することも可能。ビューティーモードやステッカー、落書きなども可能です。

中川さんはあまり写真を撮るタイプではなかったものの、今は写真をよく撮るようになりその時の思い出として見直すことが増えたそうです。
Reno Aのカメラで楽しく写真を撮って欲しい、とのことでした。

 

(3)SONY Xperia Ace

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ソニー 三毛門さん。

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コンパクトモデルのXperia Ace、5インチで片手で持てるサイズ。
スペックはミッドレンジクラスですが、コンパクトに収めた普段使いしやすいモデルです。
ハイレゾに対応し、イヤホンジャック搭載なので有線イヤホンで再生できます。

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ソニーはテレビのブラビア、カメラのα、ウォークマンプレイステーションなど、幅広い事業を行っており、それぞれのエンジニアがXperia事業も兼務、各事業部とも連携していることも多いとのこと。

今回のAceに関してもディスプレイはトリルミナス、オーディオはハイレゾやDSEE HX等の技術が詰め込まれています。
ソニーのカメラはイメージセンサーが良く使われますが、カメラレンズに関しても非常に力を入れているビジネスとなっています。

www.youtube.com

IIJmioではパープルカラーの取り扱いはありません。

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Aceのカメラの3つの特徴。
1つはハイブリッド手振れ補正。
光学式手振れ補正も搭載していますが、電子式手振れ補正はハンディカム事業の技術が使われており、5軸の補正を掛けているとのこと。

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暗所での補正は難しく、特に動画になると非常に難しくなるそうですが、ハイブリッド手ぶれ補正だと、暗所でもぶれの補正が強力とのこと。

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2つ目の機能はプレミアムおまかせオート。

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シーンとコンディションを自動で判断し、最適な写真が撮れるように調整してくれます。

f:id:uragaki:20191217233344j:plain3つ目はセルフィー機能。
広角120度に対応しているので、グループセルフィーが撮りやすくなっています。

f:id:uragaki:20191217233410j:plainポートレートセルフィーも、フィルターを簡単にかけることが可能です。

f:id:uragaki:20191217233432j:plain4コマストーリーモード。
こういった機能も搭載しています。

Xperia Aceは多くの方に使っていただけるモデルとのことです。

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投票結果(実際にはリアルタイムで変動していましたが、概ね割合的には上記のような感じです)。
ZenFone 6はフリップカメラ、Reno Aは自撮り(セルフィー)、Xperia Aceはハイブリッド手ぶれ補正が会場参加者の注目ポイントでした。

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 4.2019年秋の電気通信事業法改正で世の中なにが変わるのか(IIJ辻さん)

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1年前は初期契約解除制度の話で初登壇した辻さん。

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motorola 20万円セット、なかなか売れず苦戦していたようですがIIJmio meeting東京会場で紹介したところ、翌日2台売れて最終的に完売したそうです。
「展示ブースの端末のところにいることが多いのですが、最近いなかったので(このセットの販売不振で)クビになったんじゃないかと思われたかもしれませんが、大丈夫です健在です」(辻さん)

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前回のmeetingの際、iPhoneXperiaは取り扱わないのかという意見があったそうですが、「きちんと販売を始めました。ご購入を心からお待ちしていますのでよろしくお願いいたします。」(辻さん)

辻さんの立ち位置としては「皆さんの声を伝える係。なんとかしているのは端末担当の永野(※meetingでも登壇している永野さん)です(笑)。」

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今回の本題である改正について。狭い範囲ながら深く書かれていて大変だったとのこと。
大きく分けて3つありますが、今回はモバイル市場の競争の促進についての説明。

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法令系に携わるときは、国の考え方や意義をちゃんと理解してからでないと途中で折れてしまうとのこと。
今回は赤ラインのところが重要。

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今の端末販売形態。
端末から月々サポートで値引きされる契約がほとんどですが、実際には端末料金を割り引いているわけではなく月額利用料からの値引きになっています。
これが束縛されているように感じ、1~2年後がいくらになるのか解約時期がいつになるのか分かりにくくなっています。

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2001年当時の携帯電話のチラシ。辻さんの自宅にあったものとのこと。
辻さんは、当時は関西で携帯電話販売店の店長をされていたそうで、気合を入れて作ったチラシだそうです。
「N503iとかめちゃくちゃ売れたんですよ。SO503iに搭載されているジョグダイヤルソニーさんの特許らしいです。ウォークマンケータイとか言われてましたけど、あまり売れなかったですね…。売れると思ってちょっと期待していたのですが、ちょっと見誤りました。」(辻さん)

2001年当時の携帯販売は端末代金一括払いのみで、SIMという概念もありませんでした。
店頭の機械経由でしか機種を変えることが出来ませんでした。
#SIMのように気軽に端末を切り替えるという概念がなかった頃です。

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裏面の広告。
auの卵マークが懐かしい。三洋電機の端末が良く売れ、カシオがG-SHOCK系。
J-PHONEはこの後ボーダフォンソフトバンクと変わって行きました。

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当時は新規でいくら、機種変更は端末使用期間でいくらと言う風にシンプルでした。
端末料金と基本料が完全に分離されており、端末は一括でしか購入ができませんでした。
契約受付も15分程度で終わっていたとのこと。

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シンプルだったのが複雑になった経緯。
一番大きいのが携帯電話番号ポータビリティMNP)。
ソフトバンクがいち早く、分割払いを開始。

契約も割賦契約など別契約が必要となり手順が複雑化。
辻さん曰く、「事業者間というより誰と競争しているんだろう…?」

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今回の改正の変更点。
IIJとして引っかかる点は②の利用の部分。

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深く掘り下げると、利益2万円の中には端末代金自体の値下げだけでなく、金銭やポイント、商品券などキャッシュバックも含まれます。
サービスの割引や無償提供、端末の高価買取も2万円までの中に含まれます。

「事業者と代理店の合計が2万円を上回ってはならない」というのは、例えばBIC SIMと端末のセット販売の際でも2万円までの割引に抑える必要があるとのこと。

なお例外規定があり、通信方式や周波数変更に伴う新サービスへの移行促進(3G→4G LTE)に関してはこの割引規制が除外されています。
ただし、その場合でも端末代金を下回る設定は不可です。

在庫端末の最終調達日から2年経過後も最大半額まで、製造が中止された端末は1年で半額、2年で8割まで値引き可能。
今回は具体的な値引きに踏み込んだ法令となっています。
#iPhoneはサブブランド系に数世代前の端末が販売されることから、しばらく値下げはなさそうですね…。
#Android端末も、SIMロックフリー端末の場合は長いスパンで販売されることから、大幅値引きに期待するのは難しそうです。

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行き過ぎた期間拘束の是正に関する措置、今までは4年契約といったものもありましたが、基本的には2年までとし、違約金も最大1000円に変更されました。
2年縛りの無いプランも形式的にはありましたが、差額が大きすぎてほとんど誰も契約していない状態でした。今回の改正で、縛りありなしの差額は170円までという制限ができました。
#個人的にはUQ WiMAX2+が3年縛りプランばかりとなってしまい、次の更新(2020年8月)のときにどうしようか悩んでいましたが、UQ WiMAX2+も2年までの期間拘束および違約金1000円のプランが新設されたので次はそちらに移行する予定です。
#そもそも3年契約って大学生だと1年足りないですし、auスマートバリューmineを適用しようとすると、auスマホ契約の違約金が発生しない時期とずれますよね…。

長期利用割引についても制限が入り、1ヶ月分の料金を12ヶ月で割ったもの(例:1000円なら約83円)までとなっています。IIJmioの長得プレミアム特典もこれに該当する…はずだったのですが、「付加的な機能の提供料金を除く」というところがキーポイントとなりました。

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IIJmioに対する今回の法令の影響。
利用開始月から12ヵ月後以内に解約(単純解約だけでなくMNP転出を含む)する場合、2019年9月までの契約者は契約月数に応じて音声通話機能解除調定金が発生しますが、2019年10月以降の契約者に対しては解除調停金は一律1000円となりました。

IIJmioプレミアム特典の長得に関しては、特典を終了させる方向で検討されていましたが、ギリギリのタイミングで「付加的な機能の提供の料金を除く」が追加されたため、2019年10月以降も継続して提供されることになりました。

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コミコミセットは受付終了、音声SIMキャンペーンに関しては法令を守った範囲で継続。
ご愛顧感謝キャンペーンは「6ヶ月以上」という期間拘束に引っかかる可能性があるとのことで、10月からは「音声SIMを利用中」に条件を変更して実施。

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改正内容は多かったですが、IIJとしては影響は少なかったとのこと。
「市場動向を見つつ、今後も適切に対応していきたいと思っております。」(辻さん)

端末価格が高くなるのでは…という不安に対しても、999円キャンペーンなど法令を守った範囲でキャンペーンを実施しています。
なお、転売を目的とした購入と判断した場合には申込みを断ることもあるとのこと。

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他社の動向について。
総務省消費者庁とキャリアがやりあってます…。

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ソフトバンクのトクするサポート。
辻さんが注目したところは「ソフトバンクの回線契約有無に関係なく」というところ。
回線契約なしでも端末購入できるということは物販だけなので、今回の法令に引っかかりません。
「ただ、プログラム利用料って24回払いだと結構なお値段になりますよね…」(辻さん)

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他社の期間拘束と違約金の緩和。ほとんど違約金が1000円となり、中には0円というところも。
基本料金も安くはなっていますが、実は大半が1GBプランの場合の金額。
3GBプランだとキャリアの場合は段階性プランになるので、割高になるケースが多いようです。

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IIJとしての今後。
# SIM太郎氏(堂前さんに似てますが違う人らしいです)のサングラスはレイバンではなく、神保町で調達してきたものらしい。

eSIMやIoTプランは提供中。5Gについても色々と検討中。
他にも通信プランやゼロレーティング、サブスクリプションなど、150案件ほど山積みだそうですが、今後も頑張っていきたいとのことです。

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既存サービスについても、申込数の緩和や異名義MNP対応などには対応できたものの、まだまだ細かいところまでは対応できていないとのこと。
ただ、何もせず放置しているわけではなく、解決できるように取り組んでいる最中とのことでした。

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今回の法令改正に関連し、「選びたくなるサービス作りを目指していきたい」とのことでした。
IIJとしてもフットワークを軽く、探究心を持って職人のこだわりを大事にしていきたいとのことでした。

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5.スマホはなぜ「つながらない」のか(木野さん)

※このセッションは内容が非常に多いため、すべてをカバーしきれていません。
 公開されている資料をご参照ください。

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上級者向けセッションでおなじみ、木野さん。

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前回のミーティングで「地獄のハンドオーバー」というパワーワードが出たため、今回のテーマにしたとのこと。

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元ネタは日経BP社の「携帯電話はなぜつながるのか」とのこと。

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繋がらないのイメージは、一般的には「電波が悪くなった、データ通信ができない」こと。
実際にはアンテナピクト表示は問題ないにもかかわらず通信ができない、もしくは圏外表示で通信が全くできないといった現象が発生します。
だいたいは基地局やコアネットワークが混雑(輻輳)している場合に発生するとのことです。

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基地局輻輳は災害時だけでなく、大規模な駅や大規模イベントといった場所でも発生します。
地下鉄は機器類の設置スペースに余裕がないため、地上の基地局よりも少ないキャパシティで端末を収容する必要があり、なかなか改善が難しい場所となっています。
地上駅でも品川駅(港南口側)の通勤時間帯になると、人の往来が激しくなり通信しづらくなるそうです。
コミックマーケット隅田川花火大会など、人が多く集まるイベントでも通信しづらい状況が発生します。
#各キャリアとも、車載型基地局を投入し改善を図っていますが、それでもなかなか難しい…。

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基地局輻輳するとパケットが詰まったような状態となり、データの送受信開始やハンドオーバーのトリガーが失敗している可能性が高いとのこと。
そのトリガーとなるものが「ランダムアクセス手順(RA手順)」であり、基地局と端末の間で同期をとるための手順となります。

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LTEの場合、周波数軸と時間軸で同期を取っています。FD-LTEでも上り同期は必要とのこと。
RA手順が発生するのは「アイドル状態から通信を行うとき」「基地局との上り同期が外れているとき」「ハンドオーバーおよび再接続時」とのこと。

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ランダムアクセスが必要な理由。
上りは端末側からのアクセスになるため、タイミングがそれぞれ端末によってバラバラ。
端末主導で送信させる仕組みのほうが無線リソースを効率よく使うことができるとのこと。

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アイドル状態から通信を行うときに発生するRA手順。
基地局と5つのやり取りを行い、Connected状態になってやっと通信ができるとのこと。

※この手順の詳細説明は、公開されている資料をご参照ください。

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基地局との上り同期が外れているときのRA手順。
このタイミングの調整はTiming Advance command(TA
command)というコマンドが基地局から送られてきて、基地局との同期が取れるようになっていますが、上り通信が発生していないときにはリソースの有効活用のため、TA commandを送らなくなるとのこと。
そうすると端末側から同期タイミングの情報が失われてしまい、同期を再度取るためにRA手順をやり直す必要があるとのこと。

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ハンドオーバー時のRA手順。
ハンドオーバーのときは、移動先の基地局へ端末情報を引き渡しているとのこと。
アイドル状態や上り同期外れの時よりは、手順が少なくなっています。

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再接続の場合はハンドオーバーに失敗しているので、移動先の基地局に情報が引き渡されないため、RA手順が再度発生。

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RA手順失敗のパターン。
アイドル状態でレスポンス情報が返ってこなかった場合は、通信できない基地局とみなし、RA手順を諦めて他の基地局を探しに行きます。
この時に圏外表示になる場合もあるとのこと。
#セロハンテープでは直らないです。

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ハンドオーバー失敗時の具体例。

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RA手順が失敗するケースはよくあるとのこと。ただし、連続して失敗すると圏外表示になったり、通信できない状態が長く続くとのこと。
実際のログを取ろうとしたものの、環境的にもなかなか難しかったようです…。
また、キャリアの輻輳対策もかなり進んでいるとのこと。

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地下鉄でも漏洩同軸ケーブルではセルが分かれており、ハンドオーバーが発生します。
電車は動いているので、ホームにいる人と電車に乗っている人の両方の端末からRA手順が発生します。
再接続待ちタイマがフルになってしまうとアイドル状態に戻り、その際に圏外表示になることもあるとのこと。

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まとめ。
輻輳するとRA手順が多数発生し、椅子取りゲームのような形になるとのこと。

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無線区間で発生している事象のことから、MVNO側で改善することは不可能。
キャリア側の努力にお願いするしかなく、解決は難しいとのこと。

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5Gに関しては絶賛勉強中。
RA手順自体は4G LTEと一緒なものの、NSA環境で5Gがスタートするため、4G側との手順も発生するとのこと。
5Gのシミュレーターが非常に高価で、規模も大きくなるのが悩みのタネらしい…。

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6.フリートーク

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フリートークは、当初は登壇者およびIIJ関係者のみで回答する予定でしたが、端末に関する質問も多かったため、急遽メーカー担当者さんも交えて行うことに。

【会場からの質問 - 端末メーカー向け編】
Q.ZenFoneにFelicaの搭載予定はありますか。
A.要望に関しては前向きに検討しています。日本からの要望は本社へフィードバックしています。(ASUS 内藤さん)

Q.OPPO Renoシリーズ含め、アップデートの予定はありますか。
A.アップデートに関しては前向きに検討していきたいと思います。OPPOチャンネル( 

https://oppo-channel.com/

)などでご要望いただき、応援していただければと思います。(OPPO 中川さん)

Q.画素数競争は求められているのでしょうか。
A.弊社は製品特徴に合ったスペックで、カメラも搭載するようにしています。(ASUS 内藤さん)
A.画素とニーズといったバランスを見て、各社ともにカメラ設計をされていると思います。(OPPO 中川さん)
A.各社とも要望に求められたものを搭載した製品を作っていますので、高画素化が進んでいるものと思われます。(ソニー 三毛門さん)

Q.OPPOスマホシリーズ(Reno、R15/17、AXなど)はどういう分類ですか。
A.フラグシップモデルがFindシリーズ、その次にRenoシリーズ、お求め安い価格帯のAシリーズがあります。以前はRシリーズもあったのですが、Rシリーズが進化してRenoシリーズとなりました。(OPPO 中川さん)

Q.XperiaXPERIAはどちらの表記が正しいのですか。
A.記載時は「Xperia」ですが、意匠としては「XPERIA」になります。ちなみに「Sony」も同じで、英語のレギュレーションでは「Sony」となります。(ソニー 三毛門さん)

Q.AマウントやEマウントレンズを搭載できるスマホの開発予定はありますか。
A.特化したスマホを提供していきたいという話はありますので、前向きには検討していきたいと思います。(ソニー 三毛門さん)

Q. カメラの機能で色補正などは良いのですが、ビューティー機能などは必要なのでしょうか。
A.撮影機能の幅を持たせたいのもあります。AIの認識もオンオフできるようになっていますので、その場の気分や好みで使っていただければと思います。(OPPO 中川さん)

Q.Color OSで動かないアプリとかありますか。使いたいアプリが動かないと悲しいのですが…。
A.以前、ユーザーさんから「このアプリが動かない」といったご指摘をいただいたことがありましたが、その後動くように対応しました。
 もし、動かないアプリがありましたらご連絡いただければと思います。(OPPO 中川さん)

Twitterからの質問】
Q.提供できる利益2万円には短期解約違約金や、事務手数料免除も含まれるのでしょうか。
A.違約金が免除であれば含まれると思います。シチュエーション次第になると思います。(辻さん)

Q.IIJmioの音声契約、10月以降であれば解約調停金はかからないのでしょうか。
A.2019年10月以降に契約された方が対象となります。2019年9月30日までにご契約された場合は、解約調停金改定の対象外となりますのでご注意ください。(堂前さん)

Q.「在庫端末の最終調達日から2年経過後は半額まで値引き可能」というのは、キャリアの最終調達日ですか?それとも販売代理店の最終納品日でしょうか。
A.最終調達日はIIJが購入した日、となります。(辻さん)

Q.IIJmioの端末セールで即解約したら、ブラックリストに載るのでしょうか?
A.ブラックってねえ…ちょっと表現悪いですよね(笑)。長いお付き合いをお願いします。(辻さん)

Q.音声契約だけでなく、データ通信契約でも端末割引を行うことは難しいでしょうか。
A.色々なキャンペーンを検討していきたいと思います。(堂前さん)

Q.キャリアによって繋がりにくいことはありますか?ドコモとIIJでは違いはありますか。
A.キャリアさんによってエリアの得意不得意はあります。電波強度に関しては、キャリアであってもIIJmioのようなMVNOであっても変わりません。通信速度といった点ではキャリアとIIJmioの差はどうしても出てしまいます。(堂前さん)

Q.木野さんのセッションで説明されたことは、5Gでも同じですか。
A.5Gでも同じだと思いますが、木野さんのセッションでもあったように5Gのほうが厄介な点があると見ています。(堂前さん)

Q.ローミングの際、キャリアをまたがってハンドオーバーは指示できるんでしょうか。
A.ローミング接続の場合はハンドオーバーしようとすると事業者の基地局間接続が必要となり、キャリアをまたがったハンドオーバーはかなり難易度が高いです。質問の意図はauさんと楽天モバイルさんのことを想定していると思いますが、シームレスなハンドオーバー指示は来ていないと思います。(木野さん)

Q.名古屋の地下鉄だとauが速いみたいなんですが、東京だと難しいんでしょうか。
A.利用者数だけでなく、アンテナ設置スペース等があるかによっても変わってくるのではないか、と思います。(堂前さん)

Q.今日はお土産でお菓子は無いんですか?
A.Android 10からお菓子のコードネームがなくなったのが大きな理由です。毎回探すの大変だったんです…。(堂前さん)

Q.ライブ配信を期間限定でも構わないので公開してほしいのですが、予定はないのでしょうか。
A.ライブ配信の再配信は色々と難しい点があり、現時点では予定はない状態です。できれば会場に来ていただきたいというのもありますが、遠方や予定が難しい方は大変申し訳無いです。会場の雰囲気は、IIJmio meetingに参加されている方がレポートブログを書かれていますので、そちらをご覧いただければと思います。(堂前さん)

Q.Q&Aだけでもいいので、公開のご検討をお願いします。
A.レポートブログでまとめていただいている方もいらっしゃるので、そういったところでご覧いただければと思います。(堂前さん)
#速報性は保証できないのですが、自分が参加している限りはこのブログにまとめていきます。

Q.開催25回目おめでとうございます。何回まで開催できそうですか。
A.何回までやりましょうかね…頑張ります!(堂前さん)

Q.IoT利用を増やしてお昼休み時間帯のピークをならす計画があったと思いますが、順調ですか。
A.お昼休み時間帯以外のところでバランスよく回線帯域を活用していこう、と色々とやっていますがなかなか難しく、大幅な改善ができていないというところが現状です。(堂前さん)

Q.中国製スマホの供給問題はありますか?ファーウェイさんとか最近新端末を扱っていませんが…。
A.11月18日にエンティティリストの期限が切れるタイミングでしたよね。それ以降に来てたら良かったですし、来てなかったら色々あったんだろうと考えましょうか。(辻さん)

A.ファーウェイさんも日本展開を色々検討しているようですし、我々も注視しているところです。(堂前さん)

Q.中古iPhone、キャリアを指定したいのですが難しいですか。
A.入荷段階でどこのものか判別できないため、指定は難しいです。(堂前さん)

Q.IIJmioTwitterキャンペーンって需要あるのですか?IIJさんはやらないと思っていたのですが…。
A.意外と好評といったところです。IIJという名前を色んな方に知ってもらいたい、というのもあり色んなキャンペーンを行っています。(堂前さん)

Q.eSIMプランはそろそろベータ版表記は取れそうですか。
A.取りたいですね!いろいろ考えていますがもうちょっとお待ち下さい。(堂前さん)

Q.iPhoneでeSIMを使用していますが、他社は4G表記なのにIIJさんはLTEと表示されるのは、なにか理由や意図があるのですか。
A.iOSとしてはLTE表記がデフォルトなのですが、キャリアさんが設定で書き換えて4G表記になっています。IIJではアップルさんに設定を入れてもらうことが出来ないため、デフォルトのLTE表記となっています。(堂前さん)

Q.eSIM発行の事務手数料など、下げる予定はありますか。
A.ベータ版から正式版になった時には何かしら考えたいと思いますが、まだ結論が出ていないためこの場でお答えするのは難しいです。(堂前さん)

Q.Pixel 4のeSIM動作確認はしていますか。
A.eSIMの動作確認を行って動くところまでは確認しているのですが、プラスチックSIMとeSIMを組み合わせたときの挙動に一部不明瞭なところがあるため、そこを調査しています。(堂前さん)
# てくろぐにPixel 4のeSIMに関する情報あり http://techlog.iij.ad.jp/archives/2670

A.補足はないのですが、Pixel 4が発表される前に、IIJのサーバからPixel 4名義でプロファイルが1つダウンロードされているというこぼれ話があります(笑)。(木野さん)

Q.moto Modsの同人誌があるのはご存知ですか?
A.あるんですね…モトローラさんにご紹介しておきます。(堂前さん)

Q.夏のコミケで堂前さんがどこのキャリアが繋がりやすいか実地調査されていたと思いますが、どこが繋がりやすかったですか?
A.ニュースでご存知の方もいるかも知れませんが、入場で大回りすることになった時間帯がありました。私自身がその大回りの列にいたので、何も出来ませんでした(笑)(堂前さん)
#自分の確認した範囲だと、どのキャリアもおおむね繋がりました。
#南展示棟の屋内のみ、ソフトバンクだけ通信しづらい状況が発生していたくらいです。
#青海展示棟も5月の大型連休の頃は通信しづらい状況が発生していましたが、それと比べると大幅に改善されており、通信は問題なく行えました。

Q.楽天モバイルサポータープログラムのSIMは、会場参加者を含めどなたか持っているのでしょうか。
A.会場の方で当選された方は…そこそこいる感じですね。私は23区外だったので申し込みすら出来ませんでした。社内の人間でも何人かは当選したようです。(堂前さん)

Q.日本経済新聞で掲載していたIIJ鈴木会長の私の履歴書について、広報担当の立場からなにかコメントありますか。

r.nikkei.comA.原稿の裏取り作業(サービス開始時期などの確認)などを私達でやっています。ぜひぜひ連載をお読みください。(堂前さん)

Q.IIJmioクーポン2GB追加、ありがとうございました。被災地のためたいへん助かっております。
A.お役に立ててよかったです、我々も微力ながらできることをやっていきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。(堂前さん)

Q.バリーくんのLINEスタンプについて、今どれくらい販売していますか。
A.1セット40個を5パターン販売していますので、ぜひお買い求めください。(堂前さん)

Q.バリーくんのグッズ展開を検討してほしいです。
A.IIJの勉強会などで配布していこうと考えています。(堂前さん)

【会場からの質問】
Q.キャリアの端末半額プログラムが実質縛りなっている件について、なにかコメントありますでしょうか。
A.私の印象としては結果的に縛りになっていると思います。キャンペーンで買って恩恵を受けられるのが実質1年後とか、こういうのも縛りになります。
 ソフトバンクさんのプランに関しては見事にクリアされているな、という印象です。ただ、auさんがドコモさん寄りになったところまでは推察できていない状況です。(辻さん)

Q.IIJさんで端末を購入した場合、次の端末も同じメーカーの製品を買う傾向とかあるのでしょうか。
A.傾向としては、やはりありますね。IIJmio利用者としてはASUSファンが多いようで、他の市場よりもASUS製品のシェアが多いようです。(辻さん)

Q.各キャリアのイメージカラー、楽天モバイルさんはピンクでIIJさんと被っているように見えるのですが。
A.IIJmioの元々の色がパープルなのですが、IIJmioを始める際にいつもと違う色ということでピンクになりました。ピンクは俺たちが元祖だ!と思っていますので負けないように頑張っていきたいと思います。(堂前さん)
#楽天自体はクリムゾンレッド(えんじ色)が基本なのですが、MVNO楽天モバイルはクリムゾンレッドなのに、キャリアの楽天モバイルはピンクと分かれています。
#クリムゾンレッドだとドコモと被るから、あえて変えたんでしょうか?

Q.他社が販売した中古iPhoneのケースで、非正規品を使用した修理がされていたため、Appleの正規修理を受けられなかったといった事象があると耳にしたのですが、IIJさんとしてはなにか情報をお持ちでしょうか。
A.中古iPhoneの取り扱いを始める時に一番心配だったのが商品クオリティでした。RMJ(リユースモバイル・ジャパン)という団体で商品基準のガイドラインがあります。IIJの場合はAランク品以上でRMJに加盟していることという基準のものを取り扱っています。取引先ともそういった修理履歴がないものをランクA以上という扱いで取引させていただいています。(辻さん)

Q.IIJでも5Gのサービスは利用できるようになるのでしょうか。ドコモさんは来年春にはMVNOにも5G提供するといった話もあるようですが。
A.SIMカードの変更が必要となる場合は現状のままでは5G対応できませんし、IIJの交換機のバージョンアップが必要であればそちらも対応しないと5G対応できません。
 現状ではドコモさんから何も情報がないというのが正直なところです。(佐々木さん)

Q.端末側出力を上げたりアンテナの数を増やせば、つながらない状況は改善されると思うのですが。
A.出力に関しては、端末側は上限が決まっているので現状よりも強くすることはできません。勝手に改造した場合は違法となります。
 送信電力も基地局側がコントロールしているので、端末だけ送信電力を上げるということは出来ない仕様となっています。
 アンテナの数=セルの数という点で言えばそうなのですが、やみくもに増やしてもうまく繋がらなくなるので、セルを増やすよりも基地局のパラメータを最適化することが改善につながると思っています。(木野さん)

Q.MVNOとしては、つながらない状況の改善は難しいのでしょうか。
A.キャリアさんが基地局を運用しており、MVNOは回線を借りている形なので、キャリアさんのたゆまぬ努力にぶら下がる形でしか無いというのが現状です。(木野さん)


次回は大阪会場が2020年1月11日、東京会場が2020年1月18日を予定。
4月までは開催を予定していますが、7月はオリンピック等の関係で未定とのこと。